まだ死んでない

なんか作ったり作らなかったりしたいです。

VRMとBVH(モーションデータ)

●まえがき
バーチャルキャストやVRoidで話題のVRMですが、現状トラッキング前提の制御が主流となっており、ポージングまでは出来てもモーションの適用については、あまり目にする機会がありません。諸事情あって一緒に語る事が避けられがちながらも、やはり切り離して考えられないMMDの事を思うと、モーションの適用は重要な要素と思われます。余談が続きますが、「VRアプリケーション向けの人型3Dアバター」と謳われつつも、こちらも諸事情あって平面ディスプレイでの活躍の場は引き続き失われることは無いように思われます。

●BVHについて
VRMについては割愛しますが、「まえがき」に向けて現状取れる対策であるBVHについて書きたいと思います。誤解を恐れず強気な表現をすると、BVHはMMDで言う所のvmdです。つまり、モーションデータです。VRMデータを作成するためのUniVRMのサンプルシーンでBVHを読み込み、モーションを適用することができます。



VRMとBVHに対応しているアプリケーションは?
VRM Live Viewer
http://fantom1x.blog130.fc2.com/blog-entry-309.html

UniWinApiVrmViewer
https://dwango.github.io/vrm/vrm_applications/

VRMお人形遊び(宣伝)
https://120byte.booth.pm/items/1099618

他にもあると思います。たぶん……

●BVHの入手方法は?
LiveAnimation
http://www.drf.co.jp/liveanimation/library/la_bvh_sample.html

※参考※
無料モーション(主にbvh形式)配布サイトの紹介
http://a-side.r-cms.jp/blog_detail/id=392

●あんまりない
ご覧のとおり、vmdほど普及していません(私が見つけられないだけ?)。また、前述の入手方法に参考で挙げたページから入手は出来るものの、VRMに適用すると上手く動かなかったりと、互換性の問題もあります。

●なら作る?
実はBlenderにもBVHの出力機能があったりしますが、こちらも前述のとおり互換性の問題で上手く出来ませんでした。(もしかしたら適合する出力設定があるかもしれません。)そこで、LiveAnimationです。恐らく開発も停止している様子で、UIも失礼ながら前時代的ですが、こちらでVRMにも適用できるBVHが出力できます。宣伝した「VRMお人形遊び」に同梱したBVHはこのLiveAnimationで作成しています。また、LiveAnimationはvmd→BVHの変換が出来たりします。ただし、指の動きまでは対応していないようです。(未確定情報)





●いかがでしたか?(自虐)
すみません。あまり建設的な内容が書けませんでした。言いたい事としては、UniVRMはBVHの読み込みに対応していて、そのBVHは一応ながら入手と作成ができる!という所です。

余談ですが、BVH以外でもモーションに対応するアプリケーションも登場しました。
MocuMocuVRM
https://store.steampowered.com/app/1027280/MocuMocuVRM/